起業家
アントレプレナーシップ養成講座
将来の夢や進路を考えるとき、生徒にとって何より参考になるのは「今を生きる先輩たちの言葉」。蒼明学院中等部では、起業家や経営者といった第一線で活躍する大人たちから直接話を聞くことで、生徒の「考える力」「動く力」を育てる探究プログラムを実施しています。仕事のリアルを知り、自分の未来に向き合うきっかけをつかみます。
アントレプレナーシップ養成講座
将来の夢や進路を考えるとき、生徒にとって何より参考になるのは「今を生きる先輩たちの言葉」。蒼明学院中等部では、起業家や経営者といった第一線で活躍する大人たちから直接話を聞くことで、生徒の「考える力」「動く力」を育てる探究プログラムを実施しています。仕事のリアルを知り、自分の未来に向き合うきっかけをつかみます。

蒼明学院中等部では、年間を通して定期的に「アントレプレナーシップ養成講座」を開講。起業家や経営者など、社会で活躍する方々を招き、仕事に対する考え方や、困難の乗り越え方、そこから得た学びについて語っていただきます。
「生徒が社会で活躍するために必要な考え方や姿勢を学べるよう、『仕事の内容』『人生と仕事で直面した苦労』『その苦労から得た学び』の3点を中心にお話しいただいています」と富永先生。
キャリア教育としての意義はもちろん、柔軟な対応力や創造力、主体性といった力を養うことも目的としています。
講演後には、学びや感想をキャリアパスポートに記入し、講師へのお礼状として提出。インプットとアウトプットの両面を重視することで、自分の考えを言語化し、理解をより深めていきます。



アントレプレナーシップ養成講座では、これまでに多彩なゲスト講師が登壇。生徒たちは、各講師の話を通じて「多様な仕事が社会を支えていること」「前向きに挑戦することの大切さ」「周囲を巻き込むリーダーシップ」など、さまざまな学びを得ることができました。
富永先生によると、「講座をきっかけに、勉強や学校行事、部活動への取り組み方が変わった生徒が多く見られます」とのことです。例えば、あるゲスト講師は、「学生時代に勉強を頑張った結果、希望の企業に入社でき、さらにその企業の後押しで留学も経験した」という成功体験を話し、「勉強は裏切らない。自分のやりたいことに取り組み、さらに追求するためにも、中学生のうちからしっかり学んでほしい」と伝えました。この講演以降、日々の勉強の意義について改めて考え、これまで以上に熱心に授業を受けるようになった生徒もいます。
また、別のゲスト講師は、「苦労を乗り越えた際の学びが、今の事業を支えている」と話しました。この話をきっかけに、学校行事や部活動で困難に直面した際に、「この経験も、将来きっと役立つはず」と前向きに捉え、改善策を考えられるようになった生徒もいます。このように、経験豊富なゲスト講師の話は、生徒が将来社会で活躍するためのヒントだけでなく、今を充実させるための指針にもなっています。



蒼明学院中等部では、今後もインプットとアウトプットの流れはそのままに、生徒の可能性を広げるために講座を継続していく予定です。生徒は一人ひとり考え方が異なりますが、どの生徒も共感できる機会を得られるよう、多様なジャンルのゲスト講師を招きたいと考えています。
「仕事調べ」を行う学校は多いですが、本校のように定期的に社会で活躍する方を招き、直接その口からリアルな話を聞ける機会を設けている学校は少ないはずです。「本やネットで仕事について調べることも大切ですが、当事者の言葉からでなければ得られないものもあると思います」と富永先生は話します。実際に対面して雰囲気を感じ、目で見て、耳で聞くことは、生徒にとって貴重な経験となるはずです。生徒が社会で必要な考え方や姿勢を学び、未来の自分に自信を持てるよう、今後も支援を続けていきます。