総合力
合教科型探究学習
蒼明学院中等部の「合教科型探究学習」は、複数の教科を組み合わせた学びを通じて、創造力・表現力・課題解決力を育む独自のカリキュラムです。身近な疑問を深く掘り下げ、仲間と意見を交わしながら探究を進めるその時間は、生徒一人ひとりの思考を刺激し、自ら学ぶ姿勢を育てます。変化の時代に、自ら考え、行動し、未来を切り拓く力を身につける—それが、蒼明学院中等部の目指す探究のかたちです。
合教科型探究学習
蒼明学院中等部の「合教科型探究学習」は、複数の教科を組み合わせた学びを通じて、創造力・表現力・課題解決力を育む独自のカリキュラムです。身近な疑問を深く掘り下げ、仲間と意見を交わしながら探究を進めるその時間は、生徒一人ひとりの思考を刺激し、自ら学ぶ姿勢を育てます。変化の時代に、自ら考え、行動し、未来を切り拓く力を身につける—それが、蒼明学院中等部の目指す探究のかたちです。

蒼明学院中等部では、基礎学力を養うための基幹学習に加え、複数の教科を横断する「合教科型探究学習」を実施しています。複数の教科を組み合わせた授業を、月曜から木曜の午後に毎日2コマずつ行い、より深く発展的な学びに取り組んでいます。例えば「数学×理科」の場合、動植物の生態や天候といった自然科学的現象を観察し、その結果を数学的知識によりグラフにまとめるなどです。
授業は主に、専用ラボ「QUEST LABO」で行います。テーブルを備えたテントや大型ディスプレイを囲むソファ、タブレット画面を投影できるホワイトボードなど、リラックスしながら活発に議論できる環境が整っています。
AI技術が発達した現代では、単に知識を身につけるだけでなく、それを活用する創造力が求められます。また、人間ならではの高いコミュニケーション力も、これまで以上に重要になるでしょう。合教科型探究学習では、気になることを自ら調べ、課題解決のために生徒同士が議論する中で、こうした力を養うことを目標としています。



自由度が高く、楽しんで取り組める点も、合教科型探究学習の大きな特徴です。生徒の多くが「元々好きな教科はさらに好きになり、苦手な教科も以前より楽しく学べるようになった」と感じています。また、探究学習を通じて勉強の面白さに気付くことで、自ら学ぶ習慣が身につき、受験においてもその積極性や集中力が大きな力になります。学ぶことが義務ではなく、興味に変わるとき、成果にも確かな変化が現れます。
グループワークを通じて意見を交わす機会も多く、教室には自然とお互いを尊重し合う空気が育まれています。こうした環境は、他学年や異なる価値観の仲間との交流を深め、学年を越えたつながりや対話の力を育てる土壌になります。
さらに、人前で話す機会も多いため、プレゼンテーション能力も自然と磨かれていきます。最初は戸惑いながら話していた生徒も、繰り返し発表を重ねる中で、身振り手振りを交えて堂々と自分の意見を伝えるようになります。こうした経験は、高校以降の進路においても、大きなアドバンテージとなっていくでしょう。



合教科型探究学習の実施にあたっては、生徒が関心を持ち、前向きに取り組める題材を選ぶことが重要です。中学生にとって、ちょうどよい難易度と好奇心を引き出すテーマを見つけるのは簡単ではありませんが、題材の魅力が学びの質に直結するからこそ、教員は試行錯誤を重ねながら日々工夫を凝らしています。今後も、生徒の反応を見極めながら新たな題材に挑戦し、一人ひとりの成長を引き出す授業を模索していきます。
実際に、1年間の探究学習を通じて、学ぶことの楽しさに気づく生徒も少なくありません。進路を具体的に定めていなくても、「学ぶって面白い」と感じる経験は、生涯にわたって自らを支える力になります。好奇心を原動力に問いを立て、仲間と考えを深める経験は、将来どんな分野に進んでも大きな財産となるでしょう。
蒼明学院中等部では、これからも「楽しいからこそ夢中になれる学び」を追求し、生徒たちが未来を切り拓く力を自然に育めるよう、探究型の教育を進化させていきます。