本校では海外で正式科目となっている「演劇」の教育効果に注目し、今年度より新教育プログラムとして「ドラマ教育」始め、国語×英語の合教科型授業で演劇的手法を取り入れた授業を5月より少しずつ行ってきました。そして本日、公益財団法人国際文化フォーラム様にお力添えをいただき、東京から柏木俊彦さんと田畑真希さんという2名のファシリテーターをお迎えして、演劇ワークショップを行いました。
身体を動かし、まずはことばを使わないでコミュニケーションをとるアクティビティを行いました。楽しい音楽に合わせて会場内を自由に歩き回り、ファシリテーターの号令に合わせて動くstop&go、相手の顔を一定の距離を保ちながら掌で操るハンドパワー、動きの途中で固まった(凍った)相手に自分の身体を絡ませて溶かす「氷ダンス」などのアクティビティに取り組みました。その後、「1、2、3」というアクティビティをしました。ペアで3つの数字のうちの2つをポーズに置き換えて数を数えるという内容です。身体で形を表現することの楽しさが感じられるアクティビティでした。そして最後にはグループで「カブトガニ」の形をつくるという表現を行いました。それぞれのグループが考えて表現したカブトガニはどれもユニークで、同じものは一つもありませんでした。また、最後に3回に分けて、表現する側と観る側を交互に体験したので、観る&観られる関係性も実感することができました。
今日は身体全体を使って他者を感じること、相手を呼吸を合わせながら動くこと、自分で考えて表現すること、そして個性について学ぶことができました。本日遠くからお越しくださったファシリテーター、公益財団法人国際文化フォーラムの皆様、本当にありがとうございました。